暑中見舞いと残暑見舞いの違いって?時期やマナーを知りたい

暑中見舞いと残暑見舞いを出す時期

夏の挨拶状である「暑中見舞い」は、
7月末ぐらいになると各家庭に届きはじめます。

なかなか会えない友人や親せきから暑中見舞いをもらうと
なんだかホッとしますねε-(´∀`*)

相手が元気でいることが分かって、すごくうれしくなります(*^_^*)

 

そんな暑中見舞いですが、ある時期を過ぎると「残暑見舞い」になります。

実は、この「ある時期」があいまいでクセモノで・・・^^;

暑中見舞いを出すのが遅くなった方や、返礼を出そうとしている人は

「この時期だと残暑見舞いになるのかなぁ??」などと迷いがちです。

 

そこで今日は、

暑中見舞いと残暑見舞いの違い・知っておきたいマナー

をご紹介します。

違いは出す時期だけではありません。

微妙な違いもありますから、正しいマナーで夏の挨拶状を出しましょう。

 




 

暑中見舞いを出す時期

まずは、二つの「出す時期の違い」について解説します。

暑中見舞いを出す時期は

夏の土用の時期(立秋前の18日間・もしくは19日間)、立秋の前日まで

この期間いだすのが古くからの習わしです。

夏の土用の時期は年によって微妙に違います。
2014年の場合は7月20日~8月6日が土用の期間になります。

 

暑中見舞いを出す時期について「梅雨が明けたら出すもの」という
ハナシを聞いたことがありませんか?

これは、土用の入り(土用の期間の初日)が梅雨明けの時期と
かぶるぐらいの時期だから。

「梅雨が明けたら」と言っても全国で梅雨明け時期が違うので、
迷ってしまいますよね^^;

なので、基本的には「土用の期間中・立秋の前日まで」に出すのが
暑中見舞いである、と覚えておきましょう。

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残暑見舞いを出す時期

そして、立秋(2014年の場合は8月7日)を過ぎて出す場合は
「残暑見舞い」を出します。

立秋を過ぎてから「処暑の候(8月23日~9月6日ごろ)」までに出すのが
残暑見舞いです。

残暑見舞いを出す方は、だいたい8月中に送る方が多いですね。

 

立秋を過ぎてから暑中見舞いを出すのはマナー違反です。

頂いた暑中見舞いにお返事をする場合、
相手に届く時期が立秋を過ぎてしまわないかどうかを確認してから
出してくださいね。

立秋を過ぎてしまうかも・・・という微妙な時期の場合は
「残暑見舞い」で出しても構わないと思います。

pengin

 

 

他にもある!暑中見舞いと残暑見舞いの違い

二つの違いは出す時期だけではありません。
言葉遣いや文例も微妙に違ってきます。

 

<暑中見舞いの文例>

暑中お見舞い申し上げます。

厳しい暑さが続いておりますが、
皆様お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか。

私ども一同、相変わらず元気に暮らしております。

皆様くれぐれもご自愛くださいませ。

 

<残暑見舞いの文例>

残暑お見舞い申し上げます

立秋とはいえ、連日猛暑が続いておりますが皆様はいかがお過ごしでしょうか。

本物の秋が待ち遠しい今日この頃、しばしの涼風を求めて
旅行など計画しているところでございます。

残暑厳しき折、どうぞご自愛くださいませ。

 

暑中見舞いは「厳しい暑さ」を表現し、
残暑見舞いでは「立秋を過ぎても暑い」ということを表現します。

残暑見舞いでは「朝夕には涼しい風を感じ・・・」という表現も
できるのですが、猛暑続きの昨今では使われることはない感じですね^^;

 

また、暑中見舞いのハガキやテンプレートに入っている「盛夏」は、
残暑見舞いには使えません。

残暑の場合は「晩夏」「立秋」「葉月」などの表現を使います。

市販のハガキや無料テンプレートで残暑見舞いを作る方は、
表現についても注意してくださいね。

aki

 

 

 

暑中見舞いと残暑見舞い、最も大きな違いは「出す時期」です。

時期を守って出すことと、言葉遣い・季節の表現に気を付けること。

この2つを守っておけばマナー違反にはなりません。

暑中見舞いをいただいた方にはもちろんのこと、
大切な恩師やなかなか会えない方に、マナーを守って暑中見舞い・残暑見舞いを
出してくださいね。

 

 

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